■今週のストラテジー
鉱工業生産指数が7月で戻り切っておらず、
新聞などでも心配ムードが増えています。
増税の影響や天候不順などが考えられますが、
増税+インフレで物価上昇となると
手取りベースで前月比3-4%ずつ懐が淋しい感じになっています。
さらに欧州景気があまり良くないので、輸出が伸びないことも追打ちに。
このようなことから、今週は売りを試して
当面のボトムがどこなのか確かめる一週間になりそうです。
唯一支えになっているのはドル円相場の104円でしょうか。
鉱工業生産指数、予想では+2.5%だったのが結果は+0.2%で
ネガティブサプライズとなってしまいました。
ただ、内閣改造期待で金曜日はそこまで下がらなかったのですが
第二次安倍改造内閣は、先週のテレビのゲストの吉崎さん曰く
「どう変わっても今より良くならない」そうなので、
期待しすぎない方が良さそうです。
今週の日銀金融政策決定会合で何らかの動きが出れば
マーケットも好感するのですが、どうなるのか・・・ここは要注意。
全体的に9・10・11月の秋相場は難しいものになりそうです。
ヨーロッパの長期金利が下がって来た。
ドイツ0.9%、イギリス、フランスも低下。
ECBが発表した金融緩和を実行し、
リスク資産を買って行くかどうかが試されます。
ECB理事会が今週ありますので、こちらのニュースもチェックを。
物価が上がって賃金が上がるのには、タイムラグがあります。
また、消費税増税の影響を受けている層と受けていない層がいて、
受けている層には引上げの影響がボディーブローのように効いていて
7月8月の沈滞ムードにも繋がっているのではないかということでした。
■先週の振り返り
アメリカ政治に詳しい双日総研の吉崎達彦さんをゲストにお迎えし
アメリカの政治経済について分析して頂きました。
シャットダウンを起こしてしまうような政府によって
政治が何も出来ない・決められない方が財政収支が改善するという皮肉や、
下がり続けるオバマ大統領の支持率をバネに
何とか政権を取り戻したい共和党はしかし「自分探しの旅」が続いていること。
さらに「裕福な白人男性」候補者ばかりの個性の無さなどが明らかに。
オバマケアありきではなく、高齢化ありきだったことなども含め、
好調な指標だけでは見えない問題点を論じて頂きました。
しかし、オバマ大統領も2006年は無名だったことを考えると、
ここから2年でスターが出てくる可能性もあるということで
中間選挙、そして2年後の本選挙から目が離せません!
■注目ポイント
・米雇用統計
・米ベージュブック
・日銀金融政策決定会合
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