「ナスダック指数2%安」
「米国消費者の信頼感指数が低下、先行きを警戒」
「アマゾン、営業利益3.2倍増、時間外取引で株価上昇」
4月30日の米国株は下げました。下落率は、NYダウが約1.5%、ナスダック指数は2%でした。長期金利は0.07%P上昇して4.68%台です。
民間調査機関のコンファレンスボードは30日、4月の消費者信頼感指数を発表しました。現状指数、期待指数とも低下しました。
コンファレンスボード消費者信頼感指数
総合 97.0(-6.1)
現状 142.9(-3.9)
期待 66.4(-7.6)
発表元の解説を以下に抜粋して引用します。
「4月の消費者信頼感はさらに後退し、2022年7月以来の低水準となった」
「今月は、25,000ドルから49,999ドルの層を除く、全ての所得層で消費意欲が低下した。特に、所得が25,000ドル未満と75,000ドル以上の世帯の信頼感が最も悪化した」
「消費者の関心事は物価の高騰、特に食料品とガス料金の高騰に集中している。そして、政治と世界的な紛争が次点であった。平均12ヵ月のインフレ期待値は、食料品とエネルギー価格への懸念にもかかわらず、5.3%で安定している。今後12ヵ月間に米国が景気後退に陥る可能性は、4月に若干上昇したものの、2023年5月のピークを大きく下回っている」
「現在の雇用状況に対する見方は弱まった。「雇用は豊富である」と回答する消費者が減少し、「雇用を得るのは困難である」と回答する消費者が増加した。
「今後6ヵ月間への期待は、22年7月以来の低水準に落ち込んだ。これは、将来の景況感、労働市場の状況、収入への期待がより悲観的な見通しとなったためだ」
「昨年11月以降、毎月上昇していた株価は、今年1年間は上昇するとの見方がやや減少した。一方、今後1年間の金利上昇を予想する消費者の割合は再び上昇し、4月には53.8%となった」
「半年ベースでは、金利の影響を受けやすい住宅や高額家電の購入計画は引き続き軟調だった。休暇計画も2023年6月以来の低水準となり、米国内外の旅行計画が減少した」
特に先行きに対する米国消費者の信頼感が低下し、30日の米国株安につながった面があります。
☆
アマゾンは30日、1-3月期決算を発表しました。
アマゾンの1-3月期
売上高 1433億ドル(+12.5%)
(製品) 609億ドル(+6.9%)
(サービス)823億ドル(+17.0%)
営業利益 153億ドル(3.2倍増)
1株利益 0.98ドル(3.1倍増)
日本時間5月1日午前6時30分現在、アマゾンの時間外取引における株価は、通常取引終値に対して2.8%上昇しています。
5月1日午前6時30分記