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<スズケンDIアワー> 平成14年8月29日放送内容より スズケン

クリニカルファーマシーシンポジウム


千葉大学 薬剤部長
北田 光一

薬剤師職能の専門性の確立のために

 一般発表はすべてポスター発表でしたが、183演題ありました。薬剤管理指導業務関連の発表、薬物治療の適正化と評価に関連した発表が、それぞれ13,14%であり、両者で30%近くを占めました。その他、医薬品情報・データベース関連、医薬品管理・使用状況調査関連、リスクマネージメント関連、薬物相互作用や有害反応に関する発表が続き、それ以外に、TDM、教育関連、輸液・経腸栄養管理、外来における情報提供に関する発表であり、活発な討論・意見交換が行われました。医療を取り巻く環境の著しい変化に対応して、薬剤師の業務も多様化し、質的・量的に大きく変化してきました。ポスター発表からも、薬剤師の業務が中央業務に加え、病棟あるいは患者により近い業務に展開されていることが窺われました。
 薬物療法の重要性が増大し、チーム医療の中で薬剤師が担うべき役割はますます重要性を増しており、本シンポジウムはこれまで、医薬品の安全性の確保や医薬品の開発および適正使用などの医療の質の向上に大きく貢献し、また、薬剤師職能の専門性を確立するうえで重要な役割を果たしてきました。
 薬剤師が医療スタッフの一員として、日常の業務・活動の中で、薬学的管理を実践するためには基礎から臨床までの幅広い医療薬学的な知識が要求されます。したがって、日頃の実践活動で得た成果を発表し、情報交換をする場でもある本フォーラムの重要性は今後ますます増大するものと考えられます。次回の医療薬学フォーラム2003は広島で開催されます。医療現場での医療薬学の実践の成果を期待したいと思います。


提供 : 株式会社スズケン


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