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<スズケンDIアワー> 平成14年11月7日放送内容より スズケン

第12回日本医療薬学会年会


九州大学付属病院 薬剤部 教授
大石 了三

薬剤管理指導業務の更なる充実に向けて

 シンポジウムIIIは、病院薬剤師の最大の課題である「薬剤管理指導業務の更なる充実に向けて」と題して行われました。大学病院、地域基幹病院、中小病院、いろいろな立場から現状と各施設における取り組みについて紹介していただきました。現状については、平均すると入院患者の約3割〜4割にしか本業務が行われていないこと、施設間に大きな差があることが示されました。更なる充実に向けての必須要件は、第一に薬局長の強いリーダーシップと薬剤師全員の意識改革であるとの意見で一致しました。薬剤師一人ひとりが患者の状態を把握し適正な薬物療法に関わるという意欲と、その実践が求められています。本学会でも各施設での取り組みが数多く報告されており、それらの成果を議論しあうことで資質の向上、本業務のさらなる充実がはかられたと思います。
 本学会の最後に、日本RAD-AR協議会との共催で、市民公開シンポジウムを開催しました。350名の聴衆を前に、まず元西鉄ライオンズの中西太さんが、「野球もわが身も自己管理」と題して講演されました。その後、「みんなで考えようくすりのリスクとベネフィット」と題して、リウマチ友の会の方、医師、そして薬局の薬剤師の立場から話していただき、その後会場からの質問に対して討論するという形で、2時間半があっという間に過ぎてしまいました。学会期間中、各会場とも熱気にあふれた発表、討論が行われ、年会は大盛況のうちに終わったと思います。来年は9月27・28日に神戸で行われます。


提供 : 株式会社スズケン


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