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<スズケンDIアワー> 平成14年12月5日放送内容より スズケン

話題の新薬2002(2)


獨協医科大学 名誉学長
国際医療福祉大学 参与
原田 尚

 2002年第2回の「話題の新薬紹介」を致します。今年も多くの新薬が薬価収載されましたが、本日は、その中から注目されるいくつかの新薬を紹介したいと思います。

脳保護薬 エダラボン注射薬について

 まず、脳保護薬(フリーラジカル・スカベンジャー)のエダラボン注射薬について、お話します。本邦において開発された、世界最初の脳保護薬であり、脳梗塞急性期に伴う神経症候、日常生活における作動障害や機能障害を改善させます。本薬は、in vitroにおいてフリーラジカル消去作用によって脂質過酸化抑制作用および血管内皮細胞抑制作用を呈し、さらにラットの虚血性脳血管障害モデルにおいて、脳浮腫、脳梗塞、神経症候、遅発性神経細胞死を抑制します。臨床的にも、脳梗塞急性期の治療において、ishemic penumbraにおけるtherapeutic windowの延長が期待されております。
 効能・効果は、脳血栓症と脳塞栓症に有効であり、脳梗塞急性期に伴う神経症候、日常生活の動作障害や機能障害を改善させます。用法・用量は通常、成人において1回1管(30mg)を適当量の生理的食塩水で用時希釈し、30分かけて1日朝・夕2回点滴静注いたします。発症後24時間以内に投与を開始し、投与期間は2週間以内といたします。重篤な肝機能障害のある患者には、使用上とくに注意すべきであります。また、副作用は26/569例(4.57%)に出現し、主なものは肝機能障害(2.8%)、発疹などであります。

(資料1:「エダラボンの構造式」)


提供 : 株式会社スズケン


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