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<スズケンDIアワー> 平成15年1月30日放送内容より スズケン

ニューキノロン系抗菌薬
プルリフロキサシンの概要


小田切呼吸器科クリニック 院長
横浜市立大学第一内科 客員教授
小田切 繁樹

適応および用法用量の注意点

 本薬の適応は、ブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、モラクセラ・カタラーリス、インフルエンザ菌、緑膿菌、クレブシエラ属、大腸菌、エンテロバクター属、セラチア属、シトロバクター属、プロテウス属、シゲラ属、サルモネラ属、コレラ属、ペプトストレプトコッカス属による、次の感染症即ち、急性気道感染症、慢性呼吸器疾患の二次感染、肺炎などのRTI、感染性腸炎、細菌性赤痢、サルモネラ症、コレラなどの腸管感染症、腎盂腎炎、膀胱炎などのUTIと前立腺炎、肛門周囲膿瘍、外傷・熱傷・手術創などの表在性二次感染と、胆のう炎・胆管炎の胆道感染症、子宮内感染・子宮付属器炎の婦人内性器感染症、表在性並びに深在性皮膚感染症、慢性膿皮症の皮膚科領域感染症、中耳炎・副鼻腔炎などの耳鼻科領域感染症、眼瞼炎・麦粒腫の眼科領域感染症と、臨床の広域にわたります。
 本薬の形状は錠剤で、1錠はプルリフロキサシンとして132.1mgですが、活性本体としては100mgです。本薬の用法・用量は、通常成人に対し1回2錠を1日2回の経口投与です。もちろん、病態により適宜増減しますが、1回用量は3錠を上限とします。RTIの肺炎や慢性呼吸器疾患の二次感染には1回3錠を1日2回服用します。
 なお、本薬はフエンブフエン、フルルビプロフエン、アキセチル、フルルビプロフエンとの併用は禁忌であり、他のNSAIDとは併用注意であります。この他、テオフィリンとの併用も併用注意ですが、これによるテオフィリンの血中濃度の上昇は高くありません。また、アルミニウムやマグネシウム含有の制酸剤、鉄剤、カルシウム含有剤、H2受容体拮抗剤やプロトンポンプ阻害剤との併用による本薬の効果減弱は他のNQと同様です。

(資料13:「併用禁忌」)

 それでは、この優れた新薬を適切に使用して、十分な成果をあげられることを願って、本日の話を終わらせていただきます。


提供 : 株式会社スズケン


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