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<スズケンDIアワー> 平成15年2月13日放送内容より スズケン

サリドマイドを考えるシンポジウムより


帝京大学 名誉教授
清水 直容

 本日は「サリドマイドを考えるシンポジウム」という日本医薬品情報学会主催のシンポジウムの内容につきまして、簡単にご紹介いたします。

未使用医薬品の使用

 サリドマイドにつきましては、最近、色々なメディアで多く採り上げられておりますので、内容をご存知の方が多いと思いますが、これは未承認の医薬品の使用ということが大きな一つの問題でございます。日本におきまして医薬品を使用するに当たっては、薬事法の規定に基づいて、製造または輸入販売業の許可を有する企業が医薬品ごとに、厚生労働省の承認を取得した上で行っているものです。有効性と安全性、また当然その品質につきまして、その企業が科学的にきちんとした証拠を出した上で承認されるものであります。また、承認を得た後も、その有害反応につきまして、あらゆる情報を収集する義務がございまして、そういうものによりまして、医薬品の適正使用が、企業のみならず、医療関係者が患者に使用する際に、医師としての職能に基づいて、患者あるいはその家族に対して、適切な情報を提供した上で行われるべきものであります。
 ところが、一番簡単な例で申し上げますと、外国に長く住んでいて、日本で承認されていない医薬品を自らの健康のために処方、使用されている方が、日本に帰国されました時に、どういう入手方法があるかと申しますと、未承認の医薬品を厚生労働省の監視指導下に、輸入申請を行い、その上で使用するという一つの道があるわけでございます。


提供 : 株式会社スズケン


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