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<スズケンDIアワー> 平成15年4月3日放送内容より スズケン

薬物相互作用発生の予測


九州大学大学院 薬学研究院 臨床薬学 教授
澤田 康文

薬物相互作用の予測

 平成5年秋に15名もの死亡者を出したソリブジンと5-フルオロウラシル系抗癌薬との相互作用に基づく、いわゆる「ソリブジン薬害」の発生を教訓に薬物相互作用の事前予測の必要性が叫ばれてきました。「二度とこのようなことが起こらないように」と関係者は日夜努力中でありますが、これまで報告された危険な「薬物相互作用」の症例のほとんどは、その時点では過去に報告がなく事前に予想されていなかったものであります。「地震予知」の研究と同様に、「薬物相互作用」を予測する研究は、どの薬とどの薬の併用が危険であり、またその危険性がどの程度なのかを明確にしなければなりません。薬物相互作用を完全に防止することは未だ可能ではありませんが、現在では医薬品の開発段階で、薬物相互作用を予測することは必ずしも不可能ではなくなってきております。本日は危険な薬物相互作用を予測するために、どのような観点からどのような研究が行われているかを紹介し、更に将来の展望についても考えたいと思います。


提供 : 株式会社スズケン


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