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<スズケンDIアワー> 平成15年6月5日放送内容より スズケン

新しい一般用医薬品
ジフェンヒドラミン


帝京大学 名誉教授
清水 直容

塩酸ジフェンヒドラミンの特徴

 今日は新しい一般用医薬品塩酸ジフェンヒドラミンについてお話しいたします。
 この薬はヒスタミンH受容体拮抗薬で抗アレルギー医療用医薬品、べナ,レスタミンとして50年間使用されております。その量は一日60〜150mgであります。また、OTC,あるいは指定外医薬品の成分としても使用されております。今回は成分の転用でありまして(その副作用を主作用にという記載もありますが副作用と有害反応という言葉の使い分けはこれからもきちんと整理して使う必要があろうと思います)、一時的な不眠の次のような症状、「寝つきが悪い」「眠りが浅い」を効能効果として市販を開始したものであります。一時的不眠と申しますのは精神的な疾患がなく、一週を越えない一過性不眠であるとされております。今回、学術用の資料としてみました臨床成績は173名の軽度あるいは中等度の睡眠障害で、15才以上の方に一日量として50mg/日、就寝30分前に服用し、7日までの成績でありますが、著効が11%、有効が38.1%、やや有効が32.4%と記載されております。
 安全性につきましては副作用の例数でありますが、昼間の眠気2例、悪心1例、頭痛1例、多夢1例、胃痛1例、気分不快1例、また起床時の頭重感が1例、副作用なしが約95%となっております。使用上の注意としては飲酒、運転、授乳、連用すること、他の家庭医薬品との併用、妊婦、日常的な不眠等が記載されております。


提供 : 株式会社スズケン


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