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<スズケンDIアワー> 平成15年6月5日放送内容より スズケン

新しい一般用医薬品
ジフェンヒドラミン


帝京大学 名誉教授
清水 直容

医薬品販売の業種別規制

 今回のものをどういうところで購入できるかということでありますが、日本には医薬品販売業という販売業種が5つに分かれております。薬局これは調剤及び医薬品の店舗の販売でありますけれども、販売対象は全ての医薬品でありまして、そこには薬剤師が配置されていないといけないという条件がございます。その次のカテゴリーが一般販売業(これは薬店とも呼ばれるもの)で、これも全ての医薬品を売ることができますが、もちろん調剤はできません。もう一つ薬店というものに薬商販売業というものがありまして、これは薬剤師の配置は不要でありますが指定医薬品は販売することができません。指定医薬品というのは先ほどのダイレクトとかスイッチの一般用医薬品であります。今回のものは指定医薬品ではありませんけれども企業の自主的判断かあるいは承認条件によるかわかりませんが、この薬局と一般販売業・薬店の方で薬剤師の服薬指導のもとによる、また市販後、3年間は市販後調査を行うということになっているようでありますので、いわゆる薬商による販売業ではこれは購入できないと思います。

(資料4:「医薬品販売の業種別規制」)

 なお、ドラッグストアという言葉がありますが、これは薬局と一般販売業の薬店を指しているようでございます。それで、先ほど申しましたOTCの承認審査合理化等検討会その中間報告これはタイトルとして「求められ、信頼され、安心して使用できるOTCであるために」という副題がついているぐらいでありまして、国民のニーズに対応した一般医薬品の必要性、それから医薬品の適正使用と関係者の役割、この関係者には当然、使用者である国民、それから製造の方であります製薬企業業界それから服薬指導における薬剤師さらに行政、こういうものが全て関係者でありまして、この行政に対しましても承認審査の流れの改善、体制の整備、申請区分の見直し、添付資料の軽減化などを求めております。

 生活習慣病等の疾病に伴う症状発現の予防の中には、生活の質の改善向上で不眠という言葉ができてきております。現在、色々な大きな規制緩和の動きがございまして、一般用医薬品から医薬部外品への移行というものも求められてきております。大きな動きであろうと思います。一般用医薬品の期待は消費者に力を与え、利便性、アプローチの容易さ、費用節減など色々な面で大きく国民のニーズに備えるべきでありますが、これで本日のお話しは終わりとさせていただきます。


提供 : 株式会社スズケン


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