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<スズケンDIアワー> 平成15年10月30日放送内容より スズケン

ISPOR:第1回アジア太平洋会議


神戸大学大学院医学系研究科社会情報医学 教授
鎌江 伊三夫

 ISPOR(イスポー)と呼ばれる国際学会をご存知でしょうか。これは、International Society for Pharmacoeconomics and Outcomes Research、すなわち薬剤経済学及びアウトカム研究に関する国際学会を意味しております。
 本日はこのISPORについてお話させて頂きます。

ISPOR第1回アジア太平洋会議の開催

 去る平成15年9月1日より3日間、ISPOR第1回アジア太平洋会議が神戸にて開催され、国内外より予想を超えて、約250名の参加者があり、大変熱心な討議が繰り広げられました。この会議においては米国元上院議員のDavid F.Durenberger氏をはじめとして、ISPORの会長であるワシントン大学教授Sean Sullivan 氏、および元厚生労働省健康局長の高原亮治氏による基調講演がありました。

(資料1:「6つの教育セミナー」ほかのページ)

 この基調講演をはじめとして、アジア・太平洋地域の研究者らによる基調シンポジウムやISPORの基本である4つのテーマ、すなわち、臨床、薬剤経済学、QOL、そして医療政策といったテーマ別の12のワークショップ、90の演題のポスター発表が欧米でのISPORと同様な形式で開かれました。また、日本の医療政策とアジア太平洋地域のための特別セッションも開かれました。特に後者は、薬剤疫学国際学会および日本薬剤疫学会との合同シンポジウムとして特徴のあるものとなりました。また、薬剤メーカーによるサテライトシンポジウムも1件開かれるとともに、欧米より4社、わが国より1社の研究コンサルテーション企業によるブース展示もあり、ビジネスサイドよりの関心の高まりも示されました。おりしも神戸市では神戸医療産業都市プロジェクトを推進しております。そのため、神戸市の先端医療振興財団によるサテライトシンポジウムも開催され、バイオビジネスとISPORのめざす医療技術評価がどう関わっていくのかといったことについて、ハーバード大学のニューマン教授らを始めとする先生方による学術的観点よりの示唆がありました。さらに欧米およびアジアの研究者らによる教育セミナーの開催もISPORの大きな特徴の1つです。実際この教育セミナーはISPORのスタンダードで行われ、大変優れた内容のものでありました。


提供 : 株式会社スズケン


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