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<スズケンDIアワー> 平成16年11月25日放送内容より スズケン

持続性ペグインターフェロン製剤 C型慢性肝炎治療薬−ペグインターフェロンα−2b


虎の門病院 副院長
熊田 博光

icon ペグインターフェロンとリバビリン併用療法の治療成績

 しかし、この度2004年10月22日に厚労省はグループ1、すなわち1bの高ウィルス量に対してペグインターフェロン+リバビリンの併用療法を認可した。これは世界では標準的な投与で、グループ1すなわち1bで高ウィルス量のペグインターフェロンα-2b、すなわちペグイントロン+リバビリンの併用療法の一年投与は最も難治と言われた1b高ウィルス量に対しても約48%の治癒率が認められた。それでは実際にこの試験の治療成績を示す。

(資料2:「国内第III相試験」)

 まずペグイントロンは週1回投与で、その副作用も少なく発熱あるいは全身倦怠感も通常の単独インターフェロンに比べ、はるかに軽いことが知られている。

(資料3:「体重別のPeg-イントロンの1回あたり投与量」)

 また、このペグイントロンは体重により三群に分けられ、40〜60kgとやや小さめの人はペグイントロン75μgを1回投与する。また60〜80kgの人は105μg投与を週1回、48週間行う。また80〜100kgの多い人には135μgを1回投与し、それぞれ1年間投与することになる。

(資料4:「リバビリンの1日投与量」)

 一方、リバビリンに関しても同様に40〜60kgの人は600mgすなわち3錠を一日投与し、60〜80kgの人は800mg4錠を投与する。また80〜100kgの人は5錠を投与することとなっている。

(資料6:「ウィルス陰性化率」)

 こうしたペグイントロン+リバビリンの併用療法を、1年間に行った成績を全体では約48%であるが、それをさらに細かく分析するとイントロンとリバビリン、すなわち通常のインターフェロン+リバビリンを併用した群では、その著効率は45.6%であった。また、週1回投与ですむペグイントロン+リバビリンの48週間投与では47.6%の人が治癒した。全体に従来ほとんど治らないと言われた、1b高ウィルス量が約半数例に治癒することとなった。それをさらに過去にインターフェロンは単独療法が多くの人に行われた。このインターフェロン単独療法を過去に行ってウィルスが一旦陰性化した人のみをとってみると、ペグイントロンとリバビリンでは62%の人が治癒いたしました。しかし、残念ながら過去にインターフェロンをやって、ウィルスが一度も消えなかった人、超難治例に関してもその著効率は20%であった。しかし、実際に従来治らないとされていた1b高ウィルス量が、半数以上が治ると言うことは非常にわが国にとっては福音である。

    
提供 : 株式会社スズケン

      

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