→ 番組表はこちら
→ ストリーミング版はこちら
<スズケンDIアワー> 平成17年2月24日放送内容より スズケン

フェノフィブラート微粉化製剤


中谷内科クリニック 院長
中谷 矩章

icon フェノフィブラート微粉化製剤の薬物動態

 フェノフィブラート微粉化製剤は、その名が示す通り、従来のフェノフィブラートを微粉化したものであります。
 05年3月3日に発売されましたが、多くの優れた点をもっているところから、発売後2カ月間の移行期間を経て、すべて微粉化製剤に切り替えられることになります。
 従来のフェノフィブラートは、グレラン製薬と科研製薬から販売されておりましたが、新しい微粉化製剤は、グレラン製薬と科研製薬から販売されるのに加えて、で、帝人ファーマからも販売されます。剤型は、微粉化フェノフィブラート67mgを含むカプセルと100mgを含むカプセルの2種類になっておりまして、用量としては、67mg、100mg、134mg、167mg、200mg、201mgの6用量の中から、患者さんの病態に応じて選ぶことが可能です。

(資料2:「体内薬物動態」)

 微粉化製剤の特徴は、まず粒子サイズが従来のフェノフィブラートの約1/13と小さくなっていることです。その結果、溶出性が著しく改善され、吸収率も向上しました。そして、従来のフェノフィブラートの2/3の容量で、生物学的同等性が得られるようになりました。すなわち、従来のフェノフィブラート150mg2カプセルとこの微粉化製剤100mg2カプセルを健康成人男子に単回投与して、フェノフィブラートの活性代謝産物であるフェノフィブリン酸の血中濃度を経時的に測定して比較したところ、両者の曲線が完全に一致したという成績が得られております。吸収率の向上により、食事の影も受けにくくなりましたし、個体差も少なくなりました。また容量が少なくなった分、カプセルを小型化することができまして、従来の3号カプセルから4号カプセルになりましたので、服用が容易になり、患者さんのコンプライアンスが向上するものと思われます。そして、容量が2/3になりましたので、副作用の発現も少なくなることが期待されます。
 微粉化製剤は、すでに世界の76ヵ国で承認され、3000万人の人々に投与されておりますし、DAIS、FIELDといった大規模臨床試験も行われておりますので、これらのデータを共有することができるというのは大きなメリットです。


提供 : 株式会社スズケン

      

1 2 3 次項へ