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<スズケンDIアワー> 平成17年5月5日放送内容より スズケン

日本薬学会第125年会を終えて


徳島文理大学薬学部 教授
富田 基郎

icon 日本薬学会125年会について

 日本薬学会年会が、今年(2005年)は11年ぶりに東京都区内で開催されました。お世話したのは昭和大学であり、私が組織委員会の委員長を勤めました。正式な会期は3月29日から3月31日までの3日間でしたが、今回は125周年に当たるために、実際上は27日から記念行事を企画しました。最初から参加された方は、合計5日間学会におられたことになり、だいぶお疲れだったかもしれませんが、内容的には充実していたと自負しております。

icon 第125周年記念プレコングレスの開催

  27日の日曜日には、第125周年記念プレコングレスを渋谷の日本薬学会館で開催しました。これは、日本薬学会、日本薬剤師会、日本病院薬剤師会、日本製薬工業協会の4団体が初めて共同主催した勉強会でした。開催の目的は、激動期に突入した医薬産業への荒波に、これら関連4団体が一致団結して対応できるように構成メンバーが、まず共通認識をもつということで企画した勉強会という位置づけでした。10人の講演者に30分ずつの持ち時間で講演と討論を行いました。
  時間の都合で詳細は紹介できませんが、医薬産業界を全体的に見渡せるように幅広くテーマを選びましたので、参加者の皆さんは、医薬をめぐる状況を一通り勉強いただいたと思っております。また、要旨集には、討論に参加するための基礎知識用に昭和大学教員が作成したUp-to-Date用語集を付録として添付いたしました。参加者は約160人であり、最初の試みとしては成功であったと評価しています。参加者の多くは、今後もこういうのを定期的に続けたらよろしいという意見が多くありました。

icon 125周年記念式典

  28日には、125周年記念式典を日本薬学会年会125年会会場の東京ビッグサイトにおいて挙行いたしました。まず、河村建夫前文部科学大臣に祝辞並びに昨年の薬学教育6年制への学校教育法改正の経緯をお話いただきました。ついで新しく日本薬会会頭に就任された杉浦先生が特別講演として、我が国の薬学会の誕生からの歴史を、自ら集めた資料を縦横に駆使して解説されました。非常に興味深い内容であり、日本薬学会のホームページに掲載してはどうかという話が現在出ております。
  記念式典の後にレセプションが開催されました。来賓挨拶をされた柴田承二東大名誉教授は、杉浦新会頭の講演の冒頭に出てくる日本薬学会を創設した、先生の祖父である柴田承継先生や長井長義先生にまつわる興味深い話を披歴されました。この話は、柴田先生しかご存知ない部分もあるために、一度柴田先生を囲む座談会を開催して記録しておいたらよいのではないかという声がかなり強くでました。これらの記念式典には、約350人の方々が参加され、和やかな楽しい雰囲気の中で終了いたしました。

(資料1:「開会風景」)

 

提供 : 株式会社スズケン

      

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