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<スズケンDIアワー> 平成18年1月26日放送内容より スズケン

添付文書の副作用の中に見られる症候群(6) 洞不全症候群


帝京大学 名誉教授
清水 直容

icon 心臓機能と心電図ECG

 そこで基礎的なことですけれども、心臓の働きと、どういう検査ということを簡単に触れたいと思います。

(資料4:「洞不全症候群の基礎理解」)

 心臓は心筋細胞膜の電気的興奮により収縮するわけで、その機序は、膜にある脱分極により細胞内のカルシウム濃度が上昇しますと収縮するわけです。それにより血液がポンプから排出される。それが心臓の機能ですが、検査としては心電図、大体は12誘導のものが多いわけで、洞結節が、それから房室結節というものについては、洞結節が今の電気的な興奮の発現組織であります。

(資料5:「心電図ECGの基本」)

 これは長さがせいぜい1〜2cmくらいの、直径が3mmくらいの非常に小さなものですけれども、あらゆる心臓の機能のはじまりはその洞結節によるわけでして、この簡単な心臓の漫画をつくりましたので見ていただきますけれども、洞結節は上大静脈が心房に入る入口のところにありますが、自律神経の交感神経と副交感神経がそこに入ってきており、先ほど言いましたようなβの刺激薬、あるいは、交感神経はどちらかというと興奮したときに作動する神経ですが、そういうものにより洞結節からの電気の発生の頻度も増えるということで、交感神経・副交感神経が大きく関係しております。そこで洞結節で発生しました電気的な刺激は心房の筋肉の中を通りまして房室結節に到達すると、Hisという束を通り、心室にPurkinje繊維というものを通りまして、それが心室の収縮をきたすわけです。心電図で、心房の収縮がP波でし、そのあと心室の収縮がQRS、それが再分極いたしますのがT波ということです。

 

提供 : 株式会社スズケン

    

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