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<スズケンDIアワー> 平成18年4月6日放送内容より スズケン

調剤報酬の改定について


日本薬剤師会 常務理事
森 昌平

icon 平成18年度調剤報酬改定に関する基本方針

 平成18年度調剤報酬改定についてお話させていただきます。
今回の診療報酬・調剤報酬の改定は平成15年3月に閣議決定された、「医療提供体制の改革のビジョン」の基本方針に基づいて行われました。医療提供体制改革のビジョンにおいては、保険者の統合・再編、新しい高齢者医療制度の創設そして、診療報酬・調剤報酬体系の見直しを行うことになっております。
 医療保険制度体系に関する改革については「平成20年度に向けて実現を目指すこと」とされていますが、診療報酬・調剤報酬体系の見直しについては、「逐次、実施を図ること」となっており、今回改定は制度改革に伴う改定でもあります。

(資料2:「平成18年報酬改定の経緯」)

 この改定については、中央社会保険医療協議会(中医協)、昨年(2005年)10月5日から個別項目の審議が開始されました。一方、11月25日には、社会保障審議会医療保険部会および医療部会において、「平成18年度診療報酬改定の基本方針」が取りまとめられました。そして、診療報酬に係る改定率については、賃金・物価の動向や昨今の経済動向、医療経済実態調査の結果、保険財政の状況等を踏まえた上で、診療報酬本体の改定でマイナス1.36%、薬価等の改定でマイナス1.8%、合計でマイナス3.16%という過去最大の引き下げ幅となる内容が政府により決定されました。
 これを受けて、1月11日には、厚生労働大臣より中医協に対して、上記改定率を前提として、「平成18年度診療報酬改定の基本方針」に沿って診療報酬改定案を作成するよう、諮問がなされてました。
 中医協においては、診療報酬調査専門組織の調査結果等を踏まえつつ議論を行ってきましたが、1月18日には、その成果を「現時点の骨子」として取りまとめ、同27日までに国民からの意見、いわゆるパブリックコメントを募集しました。さらには、神奈川県において公聴会を開催し、直接国民の意見を聴く機会を設けました。
 中医協においては、その後、さらに議論が重ねられた結果、2月15日に厚生労働大臣に対し、診療報酬改定案について答申が行われました。

icon 今回の改定の基本的な考え方

 今回の改定に係る基本的な考え方としては、社会保障審議会の部会にて取りまとめられた「平成18年度診療報酬改定の基本方針」に沿って、患者から見て分かりやすく、患者の生活の質を高める医療を実現する視点、質の高い医療を効率的に提供するための医療機能の分化・連携を推進する視点、わが国の医療の中で今後、重点的に対応していくべきと思われる領域の評価の在り方について検討する視点、という3つの視点から検討が行われました。

 

提供 : 株式会社スズケン

      

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