→ 番組表はこちら
→ストリーミング版はこちら
<スズケンDIアワー> 平成18年4月27日放送内容より スズケン

新薬の薬価算定根拠についてM


日本大学薬学部薬事管理学
教授 白神 誠

icon 新たな薬価基準による改定結果

 薬価改定が行われた結果、新たな薬価基準には内用薬7,299品目、注射薬3,509品目、外用薬2,467品目、歯科用薬剤36品目の計13,311品目が収載されることとなりました。

(資料7:「主な薬効群の改定率」)

 次に、主な薬効群の改定率を見ると、内用薬では、消化性潰瘍用剤の引き下げが最も大きく10.5%、次いで高脂血症用剤が9.1%、以下主としてグラム陽性・陰性菌に作用するもの8.9%、合成抗菌剤8.2%、その他のアレルギー用薬、ビタミンA及びD剤が8.0%と続いています。一方注射薬ではX線造影剤9.0%、主としてグラム陽性・陰性菌に作用するもの8.2%、他に分類されない代謝性医薬品8.0%がワースト3でした。

(資料8:「引下げ品目の例」)

 また、算定区分では、引き下げられたものが10,113品目、引き上げられたものが不採算再算定品目を含めて75品目、据え置かれたものが3,123品目でした。引き下げられたものとしては、フラグミン静注が2,082円から1,747円へ16.1%の引き下げ、オメプラール錠・オメプラゾン錠が15.2%の引き下げ、タケプロンカプセル15、パリエット錠10mgが15.0%の引き下げなどがありました。
 薬価の全面改定は 3月5日に告示され、4月1日から実施されました。

icon 後発医薬品の使用促進の環境整備について

 ところで今回の診療報酬改定において後発医薬品の使用促進のための環境整備として処方せんの様式が変更されました。

(資料9:「処方せん」)

 具体的には、処方せんの「備考」欄中に「後発医薬品への変更可」のチェック欄を設け、処方医が処方した先発医薬品を後発医薬品に変更しても差し支えないと判断した場合は、その意思表示としてこのチェック欄に署名するか押印すこととしました。この様な処方せんを交付した場合処方せん料に2点が加算されます。もし一部の先発医薬品については後発医薬品への変更が適当でないと考えた場合は、処方欄のその医薬品名の後ろに「後発医薬品への変更不可」と記載します。後発医薬品への変更可とされた処方せんを受け付けた保険薬局では、患者さんに後発医薬品に関する情報等を提供して患者さんの選択に任せます。4月以降後発医薬品への変更可とされた処方せんがかなり見られるとの報告もありますが、今後の推移が気になることろです。

提供 : 株式会社スズケン

      

前項へ 1 2 3