→ 番組表はこちら
→ストリーミング版はこちら
<スズケンDIアワー> 平成18年9月14日放送内容より スズケン

話題の新薬2006―B


獨協医科大学
名誉学長 原田 尚

icon前立腺肥大症に伴う排尿障害治療薬 シロドシン

 次に、前立腺肥大症に伴う排尿障害治療薬、シロドシンについてお話します。

(「第V相二重盲検試験」)

 この薬は選択的α1A遮断薬です。前立腺に存在するα1A―アドレナリン受容体サブタイプに高い選択性を示し、前立腺選択性に優れており、血圧降下作用を示すことなく、前立腺肥大症に伴う排尿障害を改善します。本年1月に承認されました。
 効能・効果は、前立腺肥大症に伴う排尿障害です。通常、成人には1回4mgを1日2回、朝夕食後に経口投与します。なお、症状に応じて適宜減量致します。なお、起立性低血圧のある人、肝機能・腎機能障害のある患者には、慎重に投与する必要があります。併用禁忌薬は、塩酸バルデナフィル水和物です。副作用は、45%に見られ、射精障害17%、口渇6%の他、下痢、軟便、立ちくらみ、鼻閉、目眩、ふらつき、頭痛等。その他、臨床検査値の異常が22%に見られます。重大な副作用としては、失神、意識消失、肝機能障害、黄疸等があります。

icon鎮痛消炎剤 ロキソプロフェンナトリウム

 鎮痛・消炎剤、ロキソプロフェンナトリウムについてお話します。

(「第V相二重盲検試験」)

 この薬は、プロピオン酸系のNSAIDで、既に1986年より錠剤及び顆粒として発売されております。今回は、水性の貼付剤として開発された経皮吸収型プロドラッグ製剤として、本年1月に承認されました。
  効能・効果は、変形性関節症、筋痛、外傷後の腫脹、疼痛の症状の消炎・鎮痛です。1日1回、患部に貼付します。なお、気管支喘息患者には慎重に投与する必要があります。副作用は、8.5%に見られ、掻痒、紅斑、接触性皮膚炎、消化管症状、ALT、ASTの異常等であります。

提供 : 株式会社スズケン

    

前項へ 1 2 3 次項へ