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<スズケンDIアワー> 平成18年9月14日放送内容より スズケン

話題の新薬2006―B


獨協医科大学
名誉学長 原田 尚

icon眼科用製剤 トシル酸トスフロキサシン

 最後に、眼科用製剤、トシル酸トスフロキサシンについてお話します。

(「併用抗てんかん約の血漿中濃度推移」)

 この薬は、ニューキノロン系の抗菌薬で、既に経口剤として眼疾患はじめ各種感染症に対し、広く用いられてきました。市販されている同系統の抗生剤に比べて、グラム陰性菌、嫌気性菌に対して強い抗菌性を有し、グラム陽性菌に対する抗菌活性が改善されております。また、点眼薬は、その抗菌スペクトラムの広さおよびPAE(post antibiotic effect)を示します。2006年1月に点眼薬として承認されました。
 効能・効果は、ブドウ球菌、レンサ球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌、アクネ菌などに対して強い抗菌力を有します。また、黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、緑膿菌に対し、長いPAEを示します。対象疾患は、眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎、角膜炎及び眼科周術期の無菌療法であります。通常、成人及び小児に対して1回1滴、1日3回点眼します。禁忌は、本薬の成分及びキノロン系抗菌剤に過敏症な既往のある人とされています。本薬の検査値異常を含む副作用は、2.4%に見られ、眼刺激、角膜障害等です。重大な副作用として、ショック、アナフィラキシー様症状等があります。

提供 : 株式会社スズケン

      

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