→ 番組表はこちら
→ストリーミング版はこちら
<スズケンDIアワー> 平成18年9月21日放送内容より スズケン

週1回投与骨粗鬆症療薬 アレンドロン酸ナトリウム水和物


産業医科大学整形外科
教授 中村利孝

iconアレンドロン酸ナトリウム水和物の臨床成績

 このような基礎研究をもとにして、ヒトでのアレンドロネート週1回製剤の有効性が検討されました。

(「併用抗てんかん約の血漿中濃度推移」)

 代表的な臨床試験として、閉経後白人女性1258例を対象とした2年間の無作為化試験があります。これは、対象例を1日使用料10mg毎日服用する群、3.5倍の35mgを1週間に2回服用する群、7倍の70mgを1週間に1回服用する群の3群に分けて比較したものです。その結果、骨密度の増加率は、腰椎では7%、大腿骨では4%と、3群ともに、ほとんど同じ経過で、同じ%増加いたしました。骨代謝マーカーについても、尿中NTXなど、3群でほとんど同じ経過で約40%減少いたしました。また、これらの3群間では、臨床症状を有する骨折の発生率に差はありませんでした。

(「薬物動態」)

 日本人でのアレンドロネートの1日使用量は、白人の半分の5mgです。したがって、1日5mgの毎日服用と週1回35mg服用とで臨床試験が行われました。その結果、日本人女性309例、男性12例を対象とした1年の試験で、腰椎の骨密度は約7%、大腿骨でも3%、毎日服用群と週1回服用群は同様に増加いたしました。骨代謝マーカーの変化も同じでありました。アレンドロネートの週1回製剤は、骨粗鬆症治療において、今までの連日服用とは異なる新しい利便性を提供するものです。その効果は連日服用とまったく同じです。今後、アレンドロネート週1回製剤は、日常診療にさらに新たな治療手段のひとつとなることと思っております。

提供 : 株式会社スズケン

      

前項へ 1 2 3