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<スズケンDIアワー> 平成19年2月15日放送内容より スズケン

肝腫瘍診断のための超音波造影剤 ぺルフルブタン


東京医科大学消化器内科 教授
森安 史典

icon 超音波検査について

 今日は、超音波検査において最近特に注目されております、超音波造影剤による肝臓の診断についてお話したいと思います。皆さんよくご存知のこととは思いますけれども、超音波検査というのは、体に超音波を当て体の中の異常を知ろうというものです。
 超音波の検査は主には体の中にある異常ですが、たとえば乳がんのように比較的体の浅い部分にある、手に触れるようなものでも、超音波で検査することによって、それがガンであるかどうかを診断できるということです。
 今日の話は、肝臓についてですが、最近注目されておりますC型肝炎による肝がんの早期発見に超音波検査はよく使われるわけです。超音波検査というのは、超音波を体の中に発信して、そこからがんなどの病変に超音波が当たって返ってくる信号、超音波を検出して異常を知ろうということです。言ってみれば、潜水艦のソナーや、漁船の魚群探知器のように海中にあるものに対して超音波を当てて、そこから返ってくる信号で肝臓の中にあるがんをみつけようというのが超音波検査の原理です。魚群探知器のように音波を当てるのですが、がんによる変化がわずかだった場合には、返ってくる信号(超音波)は変化が少ないわけですから、それをハッキリ分からせるために、その変化を増強するような薬剤が開発されてきており、これを超音波造影剤と呼んでいます。
 この超音波造影剤というのは、超音波を反射するような物質を血管の中に注射して、それが全身を廻るうちに超音波に当たって反射するという性質ですので、反射しやすいものを使います。

 

提供 : 株式会社スズケン

      

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