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<スズケンDIアワー> 平成19年2月22日放送内容より スズケン

高血圧治療用配合剤 ロサルタン・ヒドロクロロチアジド


埼玉医科大学病院腎臓内科
教授 鈴木 洋通

icon合剤の降圧効果

降圧推移

 今回、新たに発表されたプレミネントはその様な時代の要請に応えたものと考えております。臨床試験の成績を見てみますと、ロサルタン50rとヒドロクロロチアジド12.5rの合剤は従来の単剤、あるいはカルシウム拮抗薬とARBとの併用に劣らず、さらに優れた降圧効果を示す事がわかってきました。このことは、まず降圧という面では、充分にその点をクリアしたものと考えております。利尿薬とARBとの併用が求められている人には、この合剤が効果的だろうと思います。ただ、私は、これは個人的な意見ですが、二つの点でこの合剤に懸念を一部抱いております。一つは、ロサルタンは従来多くの大規模臨床試験から75rがその増強効果を発揮すると考えられていた点、それからヒドロクロロチアジドは、むしろ6.25r、すなわち現在の合剤に含まれている半量がより適切ではないかと考えていた点です。従って、この新しいプレミネント半錠とロサルタンの処方がベストの処方ではないかと私は考えてきました。しかし臨床試験の成績からは、残念ながら、その様なことは試みられなかったこと、また血圧というところにのみ主眼をおいたところから、やや私の考えていた、あるいは私の理想とした降圧薬と、少し違った感じが出てきてしまったというのが個人的な意見です。しかし、実際に臨床によりうまく使う、どのようにこの薬を使っていくかを、私は日本の先生方の素晴らしい臨床能力を生かし、ただ単に「一錠投与すればいい」という様な、ある意味で米国式のマニュアル的な考え方ではなく、この薬の利点をより患者さんに生かす事を、主眼とした投与を、是非、皆様にして頂きたいと願って、本日のお話を終わりたいと思います。

提供 : 株式会社スズケン

      

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