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<スズケンDIアワー> 平成19年4月19日放送内容より スズケン

話題の新薬2007(1)


獨協医科大学 名誉学長
原田 尚

icon 早期排卵防止薬 酢酸セトロレリクス

 次に、早期排卵の防止薬:酢酸セトロレリクスについてお話しします。

酢酸セトロレリクスの構造式

 この薬剤は、実験的にヒト下垂体GnRH受容体に対して強い結合親和性を示し、内因性GnRHおよびGnRHのアゴニストのブセレリンと比較して、約1.6倍強い結合親和性を示します。下垂体ゴナドトロピン分泌を速やかに抑制する内因性GnRHアンタゴニストです。調節卵巣刺激下での早期排卵防止薬として、我が国で初めて臨床適用が認可され、2006年4月に薬価収載されました。
 効能・効果は、早期排卵の防止で、1日1回、3mg注射します。臨床検査値の異常を含む副作用は25%に見られ、掻痒感・発赤などの注射部位の反応です。重大な副作用として、アナフィラキシー様症状が見られることもあります。

イヌリンの構造式

塩化マンガン四水和物分子式

 そのほか、糸球体濾過量を示すイヌリンクリアランスを測定する腎機能検査薬イヌリン注射薬、および強調画像で陰性造影効果、T1強調画像で陽性造影効果を示すMRI用経口消化管造影剤:塩化マンガン四水和物は、いずれも2006年に薬価収載されました。

 

提供 : 株式会社スズケン

      

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