→ 番組表はこちら
→ストリーミング版はこちら
<スズケンDIアワー> 平成19年6月7日放送内容より スズケン

医薬品・医療機器等安全性情報 最近の話題(8)


NTT東日本関東病院 薬剤部長
折井 孝男

icon 「妊娠と薬情報センター」の業務内容

妊娠と薬情報センターの利用手順

  「妊娠と薬情報センター」における業務の内容についてですが、まず相談業務として、服薬による胎児への影響を心配する妊婦又は妊娠を希望する女性からの主に主治医を通じた相談及び対面相談を受け付けています。相談を希望する者は、まず「妊娠と薬情報センター」のホームページ(http://www.ncchd.go.jp/kusuri/index.html)から「問診票」と「相談依頼書」をダウンロードします。患者の背景を知るための「問診票」は患者自身が主治医等と相談しながら記載します。「相談依頼書」の記載は主治医が行います。「相談依頼書」は、主治医の発行する紹介状でも良いものとします。次に、「問診票」と「相談依頼書」を「妊娠と薬情報センター」に郵送します。これを受けた「妊娠と薬情報センター」では、医師用の説明資料を作成します。相談者はこの資料をもとに、国立成育医療センター及び協力病院の外来において、医師・薬剤師が相談者に直接説明する方法、「妊娠と薬情報センター」から主治医へ回答書を送り、主治医から相談者に説明する方法の2通りの方法で説明を受けます。
国立成育医療センターの外来で相談を行う場合には、資料を作成した「妊娠と薬情報センター」の専門スタッフである医師と薬剤師が同席し、リスクコミュニケーションに配慮した相談が可能となります。催奇性のリスクの高い薬剤に関する相談の場合や、相談者の不安度が高い場合等は、原則としてこの方法で相談を受け付けています。なお、協力病院においても、見識のある専門スタッフによる相談を受けることができます。
一方、主治医のもとで相談を行う場合には、相談者の身近な医療機関における相談となることから、遠方からの相談や、妊娠初期に体調が悪い等により外出が不安な相談者からの相談を受けることが可能となります。
次に、出生児に関する調査(妊娠結果調査)は、国立成育医療センターで、相談者が相談の申し込みを行った時点で、出産後の情報を提供していただけるよう協力のお願いをしています。
 調査方法としては、まず相談者の出産予定日から1ヵ月を経過した時点で、「妊娠と薬情報センター」から調査はがきを送付します。そして、1ヵ月検診の内容を記載した上で返信してもらうようお願いをしています。
 なお相談の際には、「妊娠と薬情報センター」から相談者に対して提供された情報も、本調査と同じ方法で収集されたこと、また「妊娠結果はがき」を返信することにより、未来妊娠する女性へ貢献できることなどを説明し、目的・意義を十分に理解していただけるようにしています。

 

提供 : 株式会社スズケン

      

前項へ 1 2 3 次項へ