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<スズケンDIアワー> 平成19年8月30日放送内容より スズケン

添付文書の副作用の中に見られる症候群(12)
DIC(播種性血管内凝固症候群


帝京大学 名誉教授
清水 直容

icon DICの診断基準

感染症におけるDIC診断基準

 厚生省のDIC診断基準には、点数がついており、基礎疾患があれば1点、今回の場合には医薬品の使用添付文書にDICが書いてある、その医薬品が使われたという確認の1点です、臨床症状としては、先ほど申しました臓器に障害がおこる、例えば腎臓や肝臓など臓器の障害があれば1点、出血症状があれば1点、検査成績として血小板が減少していると1点となります。血小板の基準値は、マイクロリットルあたり12万ですから、その点数が減少するほど高い点数がついております。
 それから血栓には、フィブリンが血小板の間に線維として沈着しますが、それが溶解するとフィブリンの分解産物(FDP)ができ、DICでは上昇する、それから凝固の方に関係するフィブリノゲンでは、DICでは減少します。これも150mg/dLというのが一応の基準値になっています。それから凝固時間のプロトンロビン時間(PT)ですが、これは国際的な標準の血漿を用いたものとのプロトロビン時間との比率によりますが、それがDICでは上昇する、それで1988年の時には今申しました点数が6点以上ですとDICという診断基準がついておりました。診断には感度と特異度がございますが、これはいずれも非常に良いということになっておりました。

 

提供 : 株式会社スズケン

    

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