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<スズケンDIアワー> 平成19年10月11日放送内容より スズケン

DI実例集(157)〜医薬品医療機器情報提供ホームページ


大阪大学附属病院薬剤部 薬品情報管理室長
門脇 裕子

icon 患者向医薬品ガイド

 患者向医薬品ガイドは、患者や家族の方などに、医療用医薬品の正しい理解と、重大な副作用の早期発見などに役立てていただくために提供されているものです。一般の患者が、もともと医療関係者向けに記載されている医療用医薬品の添付文書を事前の説明もなく閲覧した場合、誤解を招き、不安に陥ることも考えられます。そこで、この患者向医薬品ガイドは、医療用医薬品の添付文書の記載のうち、効能・効果、警告、禁忌、用法・用量、保管方法や重大な副作用を高校生程度の者が理解できる用語に読み替えて記載されています。2006年1月から開始され、2007年3月の時点で、約1,200種類掲載されています。

icon 副作用が疑われる症例報告に関する情報について

 医薬品・医療機器等安全性情報報告制度は、医療の現場においてみられる医薬品又は医療機器の使用によって発生する健康被害の情報を薬事法第77条に基づいて、医療関係者が直接厚生労働大臣に報告するものです。

医療関係者向け情報

 この報告制度の目的は、報告された情報を専門的観点から分析、評価し、必要な安全対策を講じるとともに、広く医療関係者に情報を提供し、医薬品及び医療機器の市販後安全対策の確保を図ることにあります。保健衛生上の危害の発生又は拡大を防止する観点から報告されますが、迅速な対応が求められることから、医薬品又は医療機器との因果関係が必ずしも明確でない場合も報告の対象となります。ちなみに、最近報告数が増加している健康食品や無承認無許可医薬品によると疑われる健康被害については、最寄りの保健所が連絡先となります。
 「情報提供ホームページ」には、2004年4月以降に企業あるいは医療機関等から報告された副作用情報を公表しています。

icon 重篤副作用疾患別対応マニュアル(一般の皆様向け)

 一般の皆様向けの重篤副作用疾患別対応マニュアルでは、重大な副作用の早期発見につながる情報がまとめられています。
 患者や家族の方などに知っておいて頂きたい副作用の概要、初期症状、早期発見・早期対応のポイントができるだけわかりやすい言葉で記載されています。2006年11月よりスティーブンス・ジョンソン症候群、偽アルドステロン症、薬剤性パーキンソニズム、白質脳症、横紋筋融解症、間質性肺炎などに対するマニュアルが掲載されています。

重篤副作用疾患別対応マニュアル

 スティーブンス・ジョンソン症候群を例にとって、副作用の早期発見・早期対応ポイントについての記載内容をみてみますと、「38℃以上の高熱、目の充血、めやに、まぶたの腫れ、目が開けづらい、くちびるや陰部のただれ、排尿・排便時の痛み、のどの痛み、皮膚の広い範囲が赤くなるなどの初期症状がみられ、その症状が持続したり、急激に悪くなったりすること」と平易な言葉で記載されています。

 

提供 : 株式会社スズケン

      

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