帝京大学 名誉教授
清水 直容
はじめに
この時間にいつもお話しておりますのは、添付文書に書かれている症候群が多かったわけですが、本日は医薬品による肺障害についてお話させていただきます。ご存知の通り、「重篤副作用の疾患別対応マニュアル」の中に19の疾患が書かれており、また2008年にはさらに33の疾患が追加されます。これは多くの学会の協力を得て実施しる厚労省の安全対策事業のひとつです。

その中に肺障害の疾患として多くの名前が出てきますので、それに関連したものをいくつかまとめてお話したいと思います。

「重篤マニュアル」と略して申し上げますが、その中で呼吸器に関係しているのは、間質性肺炎、喘息発作、ARDS(急性呼吸急迫症候群:切迫症候群と言われていたのが、今回は急迫症候群と書かれております)、ALI(急性肺損傷)です。これらが日本呼吸器学会でどういうように副作用を発見し、その診断を決めるかというようなことが書かれております。
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