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<スズケンDIアワー> 平成19年12月13日放送内容より スズケン

医薬品・医療機器等安全情報最近の話題(10)


NTT東日本関東病院 薬剤部長
折井 孝男

icon インフルエンザの副作用報告について

インフルエンザのワクチン接種を受ける・・・

 インフルエンザワクチンによる副作用の報告等については、平成15年度分より医薬品・医療用具等安全性情報No.205、医薬品・医療機器等安全性情報No.217及びNo.228により紹介しています。今回、平成18年度のインフルエンザワクチンによる副作用の報告状況等がまとめられました。

過去4年間のインフルエンザワクチンの推定使用量

 平成18年度のインフルエンザワクチンの推定使用量は、約1,877万本でした。また、医薬品との因果関係が不明なものを含め、製造販売業者等からインフルエンザワクチン接種によるものとして、薬事法第77条の4の2第1項に基づき報告された副作用は、107症例、149件ありました。
 また、平成18年度に報告されたインフルエンザワクチン接種による副作用についての年代別・性別・転帰毎の報告数では、報告症例数107例、男女別では男性51例、女性56例でした。そのうちで回復・軽快した症例は72例、男女別では男性32例、女性40例でした。また、未回復症例は5例、男女別では男性3例、女性2例でした。また、不明とした症例は17例、男女別では男性9例、女性8例でした。後遺症ありとした症例は8例、男女別では男性3例、女性5例でした。死亡した症例は5例、男女別では男性4例、女性1例でした。
 報告症例の年代別、および10歳代以下の性別の内訳では、10歳未満が32例、男性18例、女性14例、10歳代では13例、男性9例、女性4例、20歳代では7例、30歳代・40歳代では各4例、50歳代12例、60歳代14例、70歳代13例、80歳代8例でした。この報告から約42%の副作用報告が10歳代以下でみられました。

インフルエンザワクチン接種による副作用報告症例

 平成18年度に報告された主な副作用は、急性散在性脳脊髄炎(白質脳脊髄炎)20件、発熱11件、発疹等8件、注射部位の紅斑・腫脹等8件、肝機能障害等7件、ショック・アナフィラキシー様症状7件、痙攣6件、ギラン・バレー症候群4件などでした。このうち、急性散在性脳脊髄炎の年度毎の副作用報告件数は、平成16年度6件、平成17年度4件、平成18年度20件でした。副作用の発現年度毎の件数は、平成16年度9件、平成17年度11件、平成18年度7件であり、過去3年間では大きな変化はみられませんでした。
 また、平成18年度に報告のあった死亡症例5症例、及び後遺症症例6症例について報告しています。

 

 

提供 : 株式会社スズケン

    

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