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<スズケンDIアワー> 平成19年12月27日放送内容より スズケン

新薬の薬価算定根拠(21)


日本大学薬学部薬事管理学 教授
白神 誠

icon ベセルナクリームの薬価算定根拠

ベセルナクリームの薬価算定根拠

 次は、ベセルナクリームです。有効成分は、イミキモドで、持田製薬の開発です。イミキモドは、免疫賦活作用を有し、「尖圭コンジローマ(外性器又は肛門周囲に限る)」を効能・効果とします。同様の効能効果等を持つ類似薬がないことから、原価計算方式により算定が行われました。
 以上の9成分14品目は本年9月19日の中医協総会で審議され、9月21日に薬価基準に収載されました。

icon エラプレース点滴静注液の薬価算定根拠 

エラプレース点滴静注眼液の薬価算定根拠

  次は、エラプレース点滴静注液です。有効成分は、遺伝子組換えのイデュルスルファーゼで、ジェンザイム・ジャパンの開発です。イデュルスルファーゼは、イズロン酸‐2-スルファターゼ作用を有し、「ムコ多糖症U型」を効能・効果とします。同様の効能効果等を持つ類似薬がないことから、原価計算方式により算定が行われました。申請者によればピーク時の予測投与患者数は150人とされています。本剤については、本年10月12日の中医協総会で審議され、10月17日に薬価基準に緊急収載されました。  

icon 後発医薬品の薬価収載について 

 なお、本年は時間の関係でお伝えできませんでしたが、7月と11月に後発医薬品が収載されています。後発医薬品の収載は、従来は年1回でしたが、後発医薬品使用促進の方針を受け、本年から年2回の収載となりました。7月には、内用薬280品目、注射薬92品目、外用薬48品目の計420品目が収載され、11月には、内用薬5品目、注射薬8品目、外用薬2品目の計15品目が収載されました。最も多くの後発医薬品が収載されたのは、成分でみると塩酸セチリジン(先発の販売名ジルテック)に対する後発医薬品で、合計56品目にのぼっています。次いでリスペリドン(先発の販売名リスパダール)に対して51品目、塩酸グラニセトロン(先発の販売名カイトリル)に対して20品目、プランルカスト水和物(先発の販売名オノン)に対して19品目、レボポリナートカルシウム(先発の販売名アイソボリン)に対して14品目となっています。このほか、メナテトレノン(先発の販売名グラケー)、カベルゴリン(先発の販売名カバサール)、セフジトレンピボキシル(先発の販売名メイアクトMS)、グアゼパム(先発の販売名ドラール)、ニプラジロール点眼液(先発の販売名ハイパジール)などの後発医薬品が初めて収載されました。

 

提供 : 株式会社スズケン

      

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