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<スズケンDIアワー> 平成20年6月12日放送内容より スズケン

話題の新薬2008-(1)


獨協医科大学 名誉学長
原田 尚

 この番組では、新しく薬価収載された新薬の中から特に注目される品目について解説しております。今回は2008年度第1回の新薬情報であります。

icon 骨粗鬆症治療薬:リセドロン酸ナトリウム

 まず、骨粗鬆症治療薬:リセドロン酸ナトリウムについてお話しします。

リセドロン酸ナトリウム水和物の構造式

 この薬は米国で合成されたビスフォスフォネート化合物のリセドロン酸水和物の製剤で、強力な骨吸収抑制作用を示しながら、石灰化抑制作用が極めて少ないという特徴を持っています。週1回投与で有効とされ、既に世界90カ国以上で承認され、我が国でも昨年薬価収載されました。
 効能・効果は、骨粗鬆症です。通常1週に1度、本剤1錠を起床時に、十分量の水とともに服用させます。少なくとも30分間は横にならないようにし、また水以外の飲食ならびに他の薬剤の服用は避けることとされております。臨床検査値異常を含む副作用は、25%に見られ、不快感、上腹部痛、消化器症状等であり、重大な副作用としては、上部消化管障害、肝機能障害、顎骨壊死・顎骨骨髄炎などが見られることがあります。

icon ステロイド気管支喘息治療薬:シクレソニド

 次に、ステロイド気管支喘息治療薬:シクレソニドについてお話しします。

シクレソニドの構造式

 この薬はドイツで開発されたグルココルチコイドのシクレソニドを主薬とした定量噴霧式のエアゾール剤であります。シクレソニドは吸入投与後、肺内で加水分解、活性化されるプロドラッグです。現在世界42カ国で承認されております。
 効能・効果は、気管支喘息であり、通常、100〜400μgを1日1回吸入投与します。1日800μg投与の際は朝・夕2回に分けます。副作用は6%に見られ、呼吸困難、嗄声、発疹等です。

 

提供 : 株式会社スズケン



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