<スズケンDIアワー> 平成20年8月28日放送内容より |
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帝京大学 名誉教授
清水 直容
本日は、医薬品を使用している際に起こる有害事象の診断学のひとつとして、間質性腎炎(Interstitial Nephritis)についてお話します。 この疾患は薬剤性として非常に多いものですが、腎臓のネフロンはご承知の通り、糸球体という細い血管が糸のように巻いたものと、その周りをボウマン嚢というカプセルがあり、そこを通り尿の元になる液(原尿)が濾過されたものが、幾つもの名前のついている尿細管を通り、集合管に至って尿となって排出されていきます。 間質性腎炎の定義としては「糸球体には変化が認められないで、主たる病変が尿細管、間質領域に存在するもの」と定められています。
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