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<スズケンDIアワー> 平成20年9月18日放送内容より スズケン

医薬品・医療機器等安全情報・最近の話題(13)


NTT東日本関東病院 薬剤部長
折井 孝男

icon 重篤副作用疾患別対応マニュアルについて

作成対象副作用疾患

 重篤副作用疾患別対応マニュアルについては、2006年11月の「医薬品・医療機器等安全性情報」No.230に掲載されました。この重篤副作用疾患別対応マニュアル(以下、マニュアル)は、平成17年7月に開催された第1回重篤副作用総合対策検討会において、重篤副作用疾患別対応マニュアルの作成について検討が行われました。そして、マニュアル作成に着手すべき副作用疾患として、例として、皮膚科領域では日本皮膚科学会により、「スティーブンス・ジョンソン症候群」、「中毒性表皮壊死症」等について、また、マニュアルの記載項目としては、副作用名、患者の皆様へ、さらに医療関係者の皆様へ等の項目についてまとめられました。

マニュアル記載項目

 記載の要点としては、(1)患者、医療関係者向けの早期発見、早期対応のポイントを簡潔に記載すること、(2)医療関係者が臨床現場で遭遇する機会が少ないことを念頭に、副作用疾患の判別方法や治療方法を記載すること、(3)典型的な症例を紹介すること等があげられています。
 厚生労働省では、重篤副作用総合対策検討会での検討結果に基づいて、関係学会の協力を得て、マニュアル案の作成を進めました。そして、平成18年10月の第2回重篤副作用総合対策検討会において、「スティーブンス・ジョンソン症候群」、「中毒性表皮壊死症」、「間質性肺炎」、「急性肺損傷・急性呼吸窮迫症候群」、「非ステロイド性抗炎症薬による喘息発作」、「薬剤性パーキンソニズム」、「横紋筋融解症」、「白質脳症」及び「偽アルドステロン症」について、評価・検討が行なわれました。

医薬品医療機器情報ホームページ

 作成したマニュアルについては、都道府県、日本医師会、日本薬剤師会、日本病院薬剤師会等に知らせるとともに、厚生労働省ホームページ及び医薬品医療機器総合機構の医薬品医療機器情報提供ホームページにも掲載されています。
 今後も、関係学会及び日本病院薬剤師会の協力を得て、順次、マニュアル案を作成し、重篤副作用総合対策検討会における評価・検討を経た上で、公表を行うこととしています。

 

提供 : 株式会社スズケン



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