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<スズケンDIアワー> 平成20年10月2日放送内容より スズケン

話題の新薬2008-(2)


獨協医科大学 名誉学長
原田 尚

 この番組では新しく薬価収載された新薬の中から、特に注目される品目について解説しております。今回は2008年度、第2回目の新薬情報であります。

icon 抗てんかん治療薬;トピラマート

 抗てんかん治療薬;トピラマートについてお話します。

トピラマートの構造式

 トピラマートは、米国で創薬されたフルクトピラノーズ骨格にスルファマート構造を有した新規の抗てんかん治療薬です。初めは成人の部分発作に対する併用療法剤として認可されていましたが、やがて小児の部分発作、レノックス・ガストー症候群や全般てんかんの強直間代発作に対する併用療法、並びに単独療法の有用性が証明されました。我が国においても他の抗てんかん薬で十分の効果が得られないてんかん患者における部分発作に対する抗てんかん薬の併用療法を効能・効果として認可されました。用法・用量は、通常成人では、1回50mgを1日1回または2回の経口投与で開始し、以後1週間以上の間隔を空けて漸増し、維持量として1日量200〜400mgを2回に分割投与します。なお、1日の最高投与量は、600mgまでとされています。副作用は75%に見られ、傾眠、体重減少、浮動性めまい等です。また、重大な副作用として続発性の緑内障、腎・尿路結石症、代謝性アシドーシス等が見られることがあります。

icon 高血圧治療薬;エプレレノン

 次に抗アルドステロン高血圧治療薬;エプレレノンについてお話します。

エプレレノンの構造式

 エプレレノンは米国で開発されたミネラルコルチコイド受容体へのアルドステロン結合を選択的に阻害する高血圧治療薬です。1日1回投与で24時間以上良好な降圧効果を呈し、長期投与でも安定した血圧コントロールを示し、2002年米国で承認されました。効能・効果は高血圧症です。通常成人では1日1回50mgから開始し、効果が不十分の場合には、100mgまで増量が可能です。併用禁忌薬としては、カリウム製剤、カリウム保持利尿剤、イトラコナゾール等があります。副作用は27%に見られ、頭痛、めまい、嘔気、高カリウム血症等が見られることがあります。

 

提供 : 株式会社スズケン



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