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<スズケンDIアワー> 平成20年10月9日放送内容より スズケン

日本社会薬学会第27年会


昭和大学薬学部薬学教育推進センター 教授
亀井 美和子

 平成20年9月6日、7日の両日にわたり、日本社会薬学会第27年会が開催されました。年会長は昭和大学薬学部薬学教育推進センターの戸部敞教授であり、昭和大学旗の台キャンパスで開催されました。私はこの年会の実行委員長として企画から運営までを務めましたので、主催した立場から年会の報告をさせていただきます。

icon 日本社会薬学会とは

 はじめに、日本社会薬学会がどのような学会かを簡単にご紹介します。本学会は会員数約500名の小規模な学会ですが、活動の歴史は長く、学会の前身である社会薬学研究会から数えますと今年で設立27年目を迎えます。学会発足当初は、薬害に関わる問題に取り組むことが会の活動の中心でしたが、最近は、薬や薬剤師を取り巻く法律・制度、経済、教育など活動範囲は拡大しています。年に1回開催する年会の他に、フォーラムの開催、学会誌「社会薬学」の刊行を行っています。

icon 第27年会のテーマについて

年会ポスター

 さて、本年開催した第27年会は「今、試される薬剤師のソコヂカラ」というテーマとしました。ポスターをご覧いただくと分かりますが、「ソコジカラ」という文字はカタカナであり、ポスターの背景には4人の拳が挙げられています。このポスターには、薬剤師にとって向かい風が吹こうが、一丸となって行動して世の中に薬剤師の力を示して行こう、という意思を表しています。六年制薬学部の卒業生があと3年半たつと社会に輩出されますが、教育年限を延長した最大の理由とされている「高い臨床能力」を身につけた薬剤師が、その能力を発揮できる環境は十分整っているとはいえない状況です。むしろ、薬剤師にとっては暗い話題が多く、薬剤師や薬剤師教育に関わる者の多くは心に不安を抱えているのではないでしょうか。このようなことから、この学会では、薬剤師が将来にわたり国民の医療と健康に貢献するために、今私達は何をすべきなのか、単なる「あるべき論」ではなく、行動に移すために、法的解釈を含めて討議したいと考え企画をしました。
 そして今年は例年よりも100人以上多い約400名の方に参加いただくことができました。講演やシンポジウムでも参加者から活発に質問や意見があげられ、大きな学会では味わえない熱気で盛り上がった年会となりました。それではこれから年会プログラムの講演とシンポジウムについてご紹介します。

 

提供 : 株式会社スズケン



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