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<スズケンDIアワー> 平成20年10月30日放送内容より スズケン

抗酸菌症治療薬リファブチン


国立感染症研究所 ハンセン病研究センター長
森 亨

icon おわりに

 さて、日本で抗結核薬が新たに承認されたのは1971年のリファンピシン以後実に37年ぶりのことですし、非エイズ例への非結核性抗酸菌症の治療薬は本剤が初めての承認となります。

米国と日本の標準的抗結核薬

 実はこの間、世界的にはリファブチンのほか一連のニューキノロン薬や新しいマイシン薬(アミカシン)などが活性の程度の差はあるにせよ、それぞれ抗結核薬として導入され、国際的な基準のなかで広く使用されております。非結核性抗酸菌症においてはニューマクロライド剤および既存の抗結核薬の適応拡大での使用も国際標準となっています。日本の結核・非結核性抗酸菌症の化学療法は、残念ながらこのような国際的な基準から大きくはずれてしまっています。そのために患者や医療関係者が苦渋を味わいながら、たびたび関係当局に要請を繰り返してきたところです。このような流れの中で今回リファブチンが承認を受けたことは関係者として実に感慨深いものがあり、心から歓迎したいと思います。同時にこれがさらに他のいくつかの未承認薬への道を開くものとなることを期待しております。

 

提供 : 株式会社スズケン



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