<スズケンDIアワー> 平成21年2月5日放送内容より |
![]() |
|||
香川大学小児科 教授
伊藤 進 静注用フェノバルビタール(商品名:ノーベルバール静注用250mg)について、臨床開発の経緯および治療上の注意について話させていただきます。
最初にフェノバルビタールについてお話します。フェノバルビタールは、1912年Hoerleinにより創製され、その後全世界に普及した抗けいれん作用と催眠・鎮静作用をもつ薬剤です。国内でのフェノバルビタール関連製剤として、酸型製剤であるフェノバルビタール製剤は、1944年1月に粉末剤、1948年7月に皮下・筋注用製剤、同年8月に錠剤、1956年2月にエリキシル剤が発売されました。一方、塩型のフェノバルビタールナトリウム製剤は、1949年に皮下・筋注用製剤が発売されましたが1984年に販売中止になっています。同様の製剤は1957年2月にも他の製薬会社により発売され、現在は10%フェノバルビタール注として販売されています。また、1981年1月に坐剤が発売されています。
|
||||
提供 : 株式会社スズケン | ||||
|