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<スズケンDIアワー> 平成21年3月5日放送内容より スズケン

医薬品・医療機器等安全性情報―最近の話題(15)〜医薬品医療機器情報配信サービスについて


NTT東日本関東病院 薬剤部長
折井 孝男

icon 医薬品医療機器情報配信サービスの概要

 ここでは、この「医薬品医療機器情報配信サービス」の概要について紹介します。

医薬品医療機器情報配信サービス

 厚生労働省医政局長・医薬食品局長連名通知「医薬品の販売名の類似性等による医療事故防止対策の強化・徹底について」の通知が平成20年12月4日付けで出されました。この通知は医薬品に関する医療事故防止対策の強化・徹底についての注意を喚起したものですが、その通知の中において、医薬品安全管理責任者及び医療機器安全管理責任者は、「医薬品医療機器情報配信サービス」を積極的に活用することが求められています。
 「医薬品医療機器情報配信サービス」の仕組みについてですが、本サービスは、厚生労働省から出される「使用上の注意の改訂指示」、「医薬品・医療機器等安全性情報」のほか医薬品等の製造販売業者から出される「緊急安全性情報」や「回収情報(クラスI)」、その他に「医薬品安全対策情報(Drug safety update:DSU)、「自主点検通知」など重要な情報が出された場合に、予め登録された電子メールアドレスに対して、これらの情報が出されたこととその情報を閲覧するためのリンク先を電子メールで知らせる無料の情報配信サービスです。
 本サービスに登録することにより医療現場で働く医療関係者は、医薬品等の重要な安全性情報をタイムリーに入手し、安全対策に役立てることができます。

医薬品医療機器情報配信システムで配信される情報

 医薬品医療機器情報配信サービスにより配信される情報について紹介します。配信される情報は平成21年2月現在の配信している情報です。
 「緊急安全性情報」は、医薬品等の製造販売業者が作成した情報であり、安全性についての緊急、かつ重要な情報で、迅速・的確に医療機関に伝達され、安全対策上の措置をとる必要がある場合に出されます。
 「医薬品・医療機器等安全性情報」は、厚生労働省において収集された副作用情報をもとに、医薬品等のより安全な使用に役立ててもらうことを目的として、医療関係者に対して情報が提供されるものです。原則として毎月発行されています。
 「使用上の注意の改訂指示」は、厚生労働省が医薬品等の製造販売業者に対して行った医薬品を使用するうえでの新たな注意事項の情報です。製薬企業はこの情報に基づいて添付文書の改訂を行います。
 「医薬品安全対策情報(DSU)」は、医薬品を使用する上での新たな注意事項について、製薬業界が取りまとめた情報です。日本製薬団体連合会 安全対策情報部会に参加している製薬企業が、製造または輸入している医療用医薬品の「使用上の注意」の改訂に関する情報(改訂内容および参考文献など)を掲載しています。
 「自主点検通知」は、厚生労働省が出した医療機器の自主点検に関する通知です。
 「回収情報(クラスI)」は、医薬品、医療機器の回収、つまり、リコール情報のうち、クラスIに関する情報です。ここで云うクラスIとは、その製品の使用等が、重篤な健康被害又は死亡の原因となり得る状況をいうものです。

医薬品医療配信システムに登録できる組織

 医薬品医療機器情報配信サービスへの登録方法についてですが、本サービスを受けるには、登録が必要となります。登録は、病院等の医療関係施設、薬局、医薬品等の製造販売業者、医療関係教育機関などに所属しているヒトであれば登録することができます。
 医薬品医療機器情報提供ホームページにある医薬品・医療機器情報配信サービスの項目から組織名称、氏名、メールアドレス等の必要項目を入力し登録を行うことになります。登録する時に自分の希望する配信情報を登録することにより、必要な情報だけが電子メールによって届くことになります。医薬品医療機器情報配信サービスは、各医療関係の組織内の業務に利用していただくことを目的としています。そのためフリーのメールアドレスは利用出来ないようになっています。

 

提供 : 株式会社スズケン



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