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<スズケンDIアワー> 平成21年5月28日放送内容より スズケン

高血圧治療用配合剤カンデサルタン シレキセチル・ヒドロクロロチアジド


愛媛大学病態情報内科学 教授
檜垣 實男

icon JSH2009の特徴

 日本高血圧学会では本年(2009年)1月16日に、新しい高血圧治療ガイドラインJSH2009を公式発表いたしました。JSH2009の特徴は、まずメタボリックシンドロームやCKDなどの新しく知られるようになった心血管リスクを重要視していること、収縮期の血圧値が135〜140mmHg未満で、拡張期が85〜90mmHg未満の正常高値においても合併症によっては臨床的に高血圧と判定して降圧療法を開始するようにしたこと。そして前回発表したJSH2004でも推奨された厳格な降圧という治療原則を継承していることです。すなわち、特に高齢者など、一般には緩徐な降圧が望ましいが、数多くの合併症を持つハイリスクの高血圧患者に対しては数週間以内に速やかに降圧目標に到達することが望ましいとしています。
 降圧目標を達成するためには、多くの場合2、3剤の併用が必要となることが多く、2剤の併用としてARBあるいはACE阻害薬などのRA系阻害薬+Ca拮抗薬、RA系阻害薬+利尿薬、Ca拮抗薬+利尿薬、Ca拮抗薬+β遮断薬がエビデンスに基づいて推奨されています。この中でもわが国での使用頻度や、これまで述べて参りました我が国における、代謝性合併症やCKDを合併するハイリスク高血圧患者の増加等を考慮すれば、インスリン抵抗性改善効果や腎保護作用の強いARBを基本として、Ca拮抗薬または利尿薬の組み合わせが最も有望であると考えられます。

 

提供 : 株式会社スズケン



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