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<スズケンDIアワー> 平成21年12月10日放送内容より スズケン

第3回日本緩和医療薬学会


日本医科大学附属病院 薬剤部長
片山 志朗

icon 市民公開講座の開催

 また、本会と並行して東京都内の船堀タワーホールにて市民公開講座を開催いたしました。一般市民の皆様に、薬剤師が緩和医療の中でどのような役割を担っているかを知っていただくことも目的の一つではありましたが、何より、がんになる前に緩和医療のことを知っていただきたく、テーマを「がんと向き合うためのがん治療と緩和ケア」とし、現在緩和ケアを受けていられる方のみならず、がん治療を受けている方、さらにはがんでない方にご参加いただき緩和医療について、医療用麻薬について正しい知識を持っていただくことを主目的といたしました。パネリストには、帝京大学医学部内科学講座 有賀悦子先生、同志社女子大学薬学部 中西弘和先生、聖路加国際病院看護部 中村めぐみ先生をお招きし、それぞれの専門分野からのお話と緩和医療がいかにチーム医療で成り立っているか、そして緩和医療を受けることにどれだけメリットがあることなのかをお話しいただきました。大変好評であったとお聞きしています。

icon 次大会へむけて

 初日に行われました懇親会では、埼玉医科大学名誉教授の武田文和先生をはじめ、特別講演をいただきましたスコルテン先生、国立がんセンターの的場元弘先生など緩和医療の最前線でご活躍されている先生方も多数ご参加いただけました。また衆議院議員の松本純先生もかけつけられ、本会への祝辞と緩和医療を志す薬剤師への激励のお言葉をいただくことができ、とても華やかな、また和やかな懇親会となりました。
 最終日には、優秀発表賞の発表が行われ、病院薬剤師から3名、開局薬剤師から1名、大学研究者から1名の合計5名の方が表彰され、盾と記念品が贈られました。
 次回、第4回日本緩和医療薬学会年会は平成22年9月25日26日鹿児島で行われます。大会長は鹿児島大学医学部附属病院薬剤部長 山田勝士先生がおとりになられます。大会メインテーマを「みんなでふくらまそう緩和医療―今、知識を深めて実践へ―」とされ、緩和医療がチーム医療で行われる大切さと、そのチームに患者さん自身が参加していただく重要性をご発信されるとお聞きしています。さらにすばらしい会になることは間違いありません。この放送をお聞きになっている方にはぜひ、今からご予定を立てられ、演題募集、あるいは一般参加者募集の際にはいち早く応募されますことをお願い申し上げます。

icon 緩和薬物療法認定薬剤師試験について

 最後に、来年平成22年1月24日(日)に第1回緩和薬物療法認定薬剤師の認定試験が行われます。これで、緩和医療専門薬剤師への最初の門が開かれたことになります。緩和医療の分野で薬剤師の職能を高め、貢献していくためには是非潜り抜けていただきたい関門です。決して低いハードルではないことは、この資格が薬剤師のための資格ではなく、当然患者さんのための資格であることをご理解いただけましたら、ご納得していただけるものと信じております。多くの方の挑戦をお待ちしております。

 簡単ではございますが、第3回日本緩和医療薬学会の年会報告とさせていただきます。
 ありがとうございました。

 

提供 : 株式会社スズケン



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