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<スズケンDIアワー> 平成22年4月1日放送内容より スズケン

糖尿病治療薬 高用量メトホルミン塩酸塩


東京医科大学 内科学第三講座 主任教授
小田原 雅人

icon メトホルミン使用上の留意点

消化器症状の初回発現頻度

 副作用はほとんどが消化器症状で、4週までの発現が非常に多く、その後14週以降は消化器症状の新たな発現は少ないことが明らかになりました。また、乳酸アシドーシス等は認められず、乳酸の上昇も認められていません。

メルビン/メトグルコの添付文書の主な違い

 今回の臨床試験を受けて、今度発売になるメトホルミンの場合は、用法、用量だけでなくて、使用上の注意も異なってくることになります。すなわち、成人に対して1日500mgより開始し、1日2〜3回に分割して、食直前または食後に経口投与することになっていますが、通常、1日750mgから1500mgまで増量が可能、また最高投与量は2250mgまで可能となりました。腎機能障害患者でも一律禁忌ではなく、中等度以上の場合は禁忌、軽度の場合は慎重投与になりました。肝機能の障害者に対しても禁忌は重度だけに限る。軽度から中等度は慎重投与、高齢者についても禁忌ではなく慎重投与になりました。
 このように、良好なエビデンスを有するメトホルミンが欧米に準ずる高用量投与が可能になり、添付文書の改定がなされたというのは、今後の2型糖尿病の治療に大きく寄与する可能性があると考えられます。

 

提供 : 株式会社スズケン



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