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<スズケンDIアワー> 平成22年5月27日放送内容より スズケン

添付文書の中の副作用(23) 不整脈 その1


帝京大学 名誉教授
清水 直容

 添付文書記載の副作用について解説を続けておりますが、今回は不整脈というタイトルです。ただその記載は複雑であり、単に不整脈という記載や、それに括弧がついております。その一部については後述しますが、今後、述べたいと思います多数の例、例えばTorsades de Pointsを含む心室頻拍や発作性心房頻脈(WPW:Wolff-Parkinson-White症候群)、QT延長症候群など、非常に数が多くあります。心臓の突然死にもつながり得ますので、今回は心電図を含めまして不整脈の概論と、添付文書に不整脈と書いてある医薬品の一部についてのみお話をさせていただきたいと思います。

icon 添付文書の副作用に不整脈と記載の薬品例

 添付文書の副作用欄に不整脈とのみ記載されている品目は、一般名では276品目あります。例として10品目を以下に挙げてみますが、決してこれがすべてではございません。

添付文書の副作用欄に不整脈とのみ記載されている品目一般名276

 例えば上表の(9)記載の血漿製剤の内容を読んでみたいと思います。その記載では心機能障害、不整脈0.1%未満と書いてありますが、それに続けて心不全、心筋障害、心房細動や心室細動の重篤な心機能障害や不整脈があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には輸血を中止するなど、適切な処置を行うと書いてあります。

 

提供 : 株式会社スズケン



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