→ 番組表はこちら
→ストリーミング版はこちら
<スズケンDIアワー> 平成22年5月27日放送内容より スズケン

添付文書の中の副作用(23) 不整脈 その1


帝京大学 名誉教授
清水 直容

icon その他の記載例について

 不整脈の記載について、その他の例も読んでみたいと思いますが、先ほど申しましたような例の一つとして、不整脈(頻脈、徐脈、心房細動、心房粗動、房室ブロック)という記載例もあります。

例:カルボプラチン

 例えば、抗悪性腫瘍・白金錯化合物カルボプラチンは、薬効分類42という番号がついている組織細胞用医薬品ですが、心電図異常として(期外収縮)、不整脈について括弧つきの記載があります。
 不整脈というのは、洞性の頻拍も徐拍も含みますし、洞調律で心拍が不整の場合が中心となり、呼吸の周期と関連ありとなしがあります。ペースメーカーが心臓のどこにあるかで名称が異なるわけです。

 今日は概論を心電図を含めて述べましたが、次回からはさらにTorsades de PointsやWPWなどについてもお話をしたいと思っております。脈というものは、親指の下のところでご自分で触れられるわけですから、個人でも不整脈という事象には気がつかれることが多いと思います。医薬品を飲んでおられるときに、ちょっとその脈に触れてみれば、それから先は心電図をとることにより、その発見、事象の発見につながり得るものですので、基本的なことを知った上で対処されるようにご指導いただければと思います。

 附:ICH-S7B、E14ガイドラインが不整脈関連では重要なので雑誌「臨床評価」38巻1号もご参考にして下さい。

 

提供 : 株式会社スズケン



前項へ 1 2 3