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<スズケンDIアワー> 平成22年7月15日放送内容より スズケン

DI実例集(168)医薬品血管外漏出への薬剤師の役割


鳥取大学病院薬剤部医薬品情報管理室 主任
小川 勝弘

icon はじめに

 医薬品の血管外漏出により生じた皮膚障害は、炎症や潰瘍形成、時に壊死を生じることがあり、患者に大きな苦痛を与え、治療継続が困難になることから医薬品を投与するうえで最も注意しなければならなりません。また、すぐに症状が認められず、数日または数週間経過してから局所の異常に気づく場合もあり、投与後の経過観察が重要となります。漏出予防に努めることが最も重要ですが、高齢者や小児患者、栄養不良、糖尿病患者などは漏出しやすいため医療従事者は事前に患者の既往歴等を把握し、ハイリスクの患者に関しては細心の注意を払う必要があります。さらに、漏出時は迅速かつ適正な対応がとれるよう院内でマニュアルを作成し、すべての医療従事者に対して周知徹底を図ることや処置薬や器具類などを一体化したキットを病棟や外来へ配備しておくことも重要です。そこで今回、本院における医薬品血管外漏出マニュアルの内容及び取り組みについて報告します。

 

提供 : 株式会社スズケン



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