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<スズケンDIアワー> 平成22年10月7日放送内容より スズケン

ARB・カルシウム拮抗薬配合剤 テルミサルタン・アムロジピンベシル酸塩


愛媛大学附属病院腎臓・高血圧内科 病院教授
大藏 隆文

icon 安全性について

 このように高い降圧効果を示すミカムロ配合錠APの安全性はどうでしょうか。国内臨床試験の副作用の発現状況から見ますと、ミカムロ錠を服用した533名の高血圧症患者さんのうち、副作用の発現率は20名(3.8%)と極めて少ない副作用の発現頻度でした。そして、その副作用も「頭痛」、「めまい」など、降圧に伴うものと考えられる副作用であり、重篤な副作用は報告されていません。また、特記すべきことは、浮腫の発現が極めて少なかったことです。

ミカルディスとアムロジピン併用時の・・・

 Ca拮抗薬では、浮腫、いわゆる「むくみ」の副作用がよく認められます。アムロジピンでも、特に高用量の10mgの使用で「むくみ」が発現しやすくなることが報告されています。しかし、ミカムロ配合錠では、むくみの発現は1.4%と対照薬であるアムロジピン10mgの 17.8%と比較して、極めて低いものでした。降圧効果についても、アムロジピン10mgと比較して、ミカムロ配合錠が有意に優れていたことを考え合わせますと、アムロジピンを5mgから10mgに増量するよりもミカムロ配合錠を服用して頂いたほうが有用性に優れているのではないかと考えられます。

icon おわりに

 以上のことから、日本の高血圧治療において、ARBとして優れた特徴を持つテルミサルタンとCa拮抗薬として日本で最も汎用されているアムロジピンを配合した商品名:ミカムロ配合錠APの有用性は極めて高いと考えられます。
 特に肥満・メタボリックシンドロームなどの代謝異常を合併した高血圧患者さんにおける血圧コントロール、心血管病の発症抑制効果を考えてみますと、PPARγ活性化作用を有するミカルディスと強力な降圧効果を有するアムロジピンの配合剤であるミカムロ錠の果たす役割は極めて大きいと考えます。以上ミカムロ配合錠APの有用性に関して解説させていただきました。

 

提供 : 株式会社スズケン



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