→ 番組表はこちら
→ストリーミング版はこちら
<スズケンDIアワー> 平成22年10月21日放送内容より スズケン

DI実例集(169)〜回答後の経過・転帰の記録を含めた質疑応答検索入力システム


昭和大学病院 薬剤部 主任
川上 明三

icon 検索システムの概要

 今回は、事例をお示ししながら、本システムをご紹介いたします。

検索システムの概要

 まず、本システムは、薬剤部DI担当者用システムと閲覧用システムより構成されており、ネットワーク上で連動しています。閲覧用システムは、全薬剤師が閲覧可能であり、記録の誤消去を防ぐため、閲覧と経過・転帰の入力のみ可能な設定にしております。
 経過・転帰の入力対象は業務時間内および日当直時の院内および院外からの質疑応答のうち、DI担当者が質疑応答後の追跡が必要と判断した事例としています。
 DI担当者が質疑およびその回答内容をデータベースへ入力後、入院患者の場合は病棟薬剤師に経過・転帰の調査を依頼、外来患者に関する質疑の場合はDI担当者が追跡します。経過・転帰の調査担当者は、調査終了後、本システムに入力します。

質疑応答件数と経過・転帰の記載件数及び内容分類

 運用開始から5ヶ月間の質疑応答件数と経過・転帰内容を調査したところ、質疑応答件数は221件で、そのうち、経過・転帰の記載が必要と判断した事例は108件、48.9%でした。質疑内容の分類では、「配合変化やフィルター」に関連する内容が29%と最も多く、ついで「副作用関連」が17%、「用法・用量関連」が11%でした。

経過・転帰に記載のある質疑応答に関する調査

 また、質問者の職種は、経過・転帰の記載を実施した質疑応答 108件では、薬剤師が37%、医師35%、看護師24%の順に多く、また、その調査者の所属部署は病棟が76%と最も多いという結果でした。
 質疑応答が終了後、経過・転帰を調査しデータベースに入力するまでにかかる期間は、平均4日間であり、1日以内に報告する場合が最も多く40%以上を占め、2週間以上調査を要する例もありました。

 

提供 : 株式会社スズケン



前項へ 1 2 3 次項へ