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<スズケンDIアワー> 平成22年11月25日放送内容より スズケン

添付文書の中の副作用(25)医薬品によるパーキンソン症候群


帝京大学名誉教授
清水 直容

icon 添付文書における副作用表記事例

 検索用語として同じパーキンソンであっても、その後に「症候群」「症状」「徴候」「病」がついているものなどがあります。また、副作用の欄には、「重大な」と、「重大な」の記載のついているものとついていない記載があります。以下7つの事例に簡単に触れてみたいと思います。
 書き方ですが、パーキンソンと書いてあるものは、重大な副作用欄には187の商品名、副作用欄には449の商品名が出てまいりました。次にパーキンソン症候群で検索しますと、重大な副作用欄にはありませんが、副作用欄にはオランザピン1品目がございました。パーキンソン症状では同じように重大な欄にはありませんでしたが、副作用欄には133の商品名がありました。また、パーキンソン様症状には27商品でバルプロ酸ナトリウム1品目でした。パーキンソン病症状は、重大な欄にも、ただの副作用欄にもありませんでした。パーキンソン病徴候は、重大な副作用の錐体外路症状分類の中に1品目ございます。最後に、パーキンソン病には、重大な副作用欄では38の商品名、副作用欄には58の商品名があります。

 以下、簡単に、その医薬品とどういう書き方かを申し上げたいと思います。フルフェナジン(精神安定剤)では、その他の副作用欄に錐体外路症状という種類として、頻度として5%以上または頻度不明というところにパーキンソン症候群が出ております。次にイミプラミン塩酸塩(抗うつ剤、遺尿症治療剤)では、その他の副作用欄に分類としましては、精神神経薬の中に、パ−キンソン症状という言葉で出ております。それから、オランザピン(抗精神病薬)では、副作用分類が錐体外路症状となっており、その頻度としては0.1から1%未満という欄にパーキンソン病徴候という言葉で書かれています。

 時間の関係でほかの医薬品については述べられませんけれども、こういう症状が現れた場合には添付文書を読んでいただきたいと思います。

 

提供 : 株式会社スズケン



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