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<スズケンDIアワー> 平成23年2月24日放送内容より スズケン

添付文書の中の副作用(26)電解質酸塩基平衡異常 その1


帝京大学名誉教授
清水 直容

 これまで、添付文書の中の副作用について話してきましたが、その際に、関連した水・電解質についても触れてきました。今回より4回にわたり、水・電解質について勉強したいと思っております。今回は1回目としてその全体像である総論をお話しし、今後はAナトリウム、カリウム、クロール Bカルシウム、リン、マグネシウム C酸と塩基、すなわちアシドーシスとアルカローシスについてお話をさせていただきたいと思います。


icon 電解質とは

電解質;陽イオンと陰イオンのバランス

 まず、全体像ですが、電解質(Electrolyte)ですが、陽性イオンと陰性イオンがあり、細胞の中と外とではその分布は非常に大きく異なります。それぞれにおいてプラスイオンとマイナスイオンの濃度は同等ですが、その基準値は濃度ですので、水分量の影響を受け体液量が増加するか、低下するかの背景が重要です。

浸透圧と体液量

 イオンは粒子として浸透圧によりOsmolarity受容体を介してADH(抗利尿ホルモン)により腎臓からの水の排泄、渇きの中枢である脳内の受容体を介して、水分の摂取に影響します。
 ADHに関しては、この番組で既にSIADH(抗利尿ホルモン不適切分泌症候群)と記載のある医薬品について、既にお話しております。

そこで今回は、腎臓における物質移動の基本的理解と目的について、チャンネルとトランスポーターについてお話ししたいと思います。

 

提供 : 株式会社スズケン



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