獨協医科大学 名誉学長 原田 尚
この番組では、新しく薬価収載された新薬について、解説しております。
抗てんかん薬;レベチラセタム
まず最初に、抗てんかん薬;レベチラセタムについてお話しします。

レベチラセタムは、脳のシナプス小胞たんぱく2Aと特異的に結合する新しい機序の抗てんかん薬で、1999年に米国で、我が国でも2010年に承認されました。
1日1000rを2分割し経口投与します。副作用は高率に認められ、鼻咽頭炎、傾眠などであり、重大な副作用としては皮膚粘膜がん症候群などの認められることがあります。
筋弛緩状態からの回復薬;スガマデクスナトリウム
次に、筋弛緩状態からの回復薬;スガマデクスナトリウムについてお話しします。

スガマデクスナトリウムは、ロクロニウム臭化物またはベクロニウム臭化物と抱合体を形成して、神経、筋接合部における筋弛緩薬の濃度を低下させ、筋弛緩状態からの回復を速やかに行います。
軽度の筋弛緩状態では、1回2r/kgを、また重度の筋弛緩状態では、1回4r/kgを静脈内に投与します。また、緊急時にはロクロニウム臭化物を投与、3分後をめどとして16r/kgを静脈内に投与します。副作用は12%に見られ、悪心、嘔吐などです。
高血圧の配合治療薬;テルミサルタン/アムロジピンベシル酸塩
高血圧の配合治療薬;テルミサルタン/アムロジピンベシル酸塩についてお話しします。

現在、高血圧症治療薬としては、アンジオテンシンU受容体拮抗薬とカルシウム拮抗薬の配合薬が汎用されており、単剤に比べて強力かつ持続的な降圧作用が得られます。効能・効果は高血圧症ですが、この薬は第一選択薬とはしてはならないとされています。
1日1回1錠を経口投与します。副作用は4%に見られ、浮動性目まいなどです。
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