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<スズケンDIアワー> 平成23年10月13日放送内容より スズケン

話題の新薬2011−(2)


獨協医科大学 名誉学長
原田 尚

 この番組では、新しく薬価収載された新薬のうちで、特に注目される品目について解説しております。

icon 統合失調症治療薬;パリペリドン

パリペリドンの構造式

 パリペリドンは強力なドーパミンD2受容体拮抗作用によって統合失調症の陽性症状にすぐれた効果を示すとともに、セロトニン5−HT2A受容体拮抗作用によってその陰性症状にも効果を示す薬剤です。
 2006年米国において、2010年の10月本邦において承認されました。
1日1回6rを経口投与します。副作用は86%に見られ、血中プロラクチンの増加、統合失調症の症状の悪化などであり、重大な副作用としては悪性症候群などの見られることがあります。


icon A型・B型インフルエンザ感染症治療薬;ラニナミビルオクタン酸エステル水和物

 A型またはB型インフルエンザ感染症の治療薬、ラニナミビルオクタン酸エステル水和物についてお話しします。

ラニナミビルオクタン酸エステル水和物の構造式

 従来、インフルエンザ感染症の治療薬は薬剤耐性が生じたり、反復投与の煩わしさなど種々の難点がありました。また、新型ウイルスの大流行なども危惧されておりました。
 本薬は長時間作用性のノイラミニダーゼ阻害剤で、単回投与で有効であり、2010年の9月に承認されました。
 成人及び10歳以上の小児では40rを単回吸入投与いたします。また、10歳未満の小児では20rを投与いたします。副作用は10%に見られ、下痢などであり、重大な副作用としてはアナフィラキシー様症状などが見られることがあります。


icon アレルギー性疾患治療薬;レボセチリジン塩酸塩

レボセチリン塩酸塩の構造式

 セチリジンは第二世代抗ヒスタミン薬であり、抗コリン作用による副作用が少なく、中枢への影響も少ないとされています。
 レボセチリジンはセチリジンの治療上の活性本体であり、光学分割することにより容量を半減することができます。効能はアレルギー性鼻炎、湿疹、じんま疹などです。 成人では1日1回5rを就寝前経口投与します。また小児では1回2.5rを朝夕投与します。副作用は4%に見られ、眠気などであります。

 

提供 : 株式会社スズケン



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