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<スズケンDIアワー> 平成23年10月13日放送内容より スズケン

話題の新薬2011-(2)


獨協医科大学 名誉学長
原田 尚

icon 閉経後骨粗鬆症治療薬;バゼドキシフェン酢酸塩

バゼドキシフェン酢酸塩の構造式

 この薬は、選択的エストロゲン受容体モジュレーターであり、閉経後の骨粗鬆症の治療薬として2010年に承認されました。
 1日1回20㎎を経口投与します。副作用は44%に見られ、筋痙縮、線維嚢胞性乳腺疾患などであり、重大な副作用としては静脈血栓、塞栓症などの見られることがあります。


icon 骨粗鬆症治療薬;テリパラチド(遺伝子組換え)

 同じく骨粗鬆症用の治療薬としてテリパラチド(遺伝子組換え)があります。

テリパラチド(遺伝子組換え)の構造式

 ヒト副甲状腺ホルモンは、間欠投与によって骨形成を促進することが知られています。この薬は、遺伝子組み換えの副甲状腺ホルモンであり、N端側が34個のアミノ酸で構成されています。適用は骨折のおそれのある骨粗鬆症です。1日1回20㎍を皮下に注射します。投与期間は最長18カ月間とされています。副作用は19%に見られ、尿酸の上昇、頭痛、悪心などです。


icon 月経困難症治療薬;ドロスピレノン/エチニルエストラジオールベータデクス

ドロスピレノン、エチニルエストラジオールベータデクスの構造式

 この薬は、合成黄体ホルモンと合成卵胞ホルモンとを含有する実薬24錠と主成分を欠いた偽薬4錠と、合計28錠をPTPシートに包装したものです。
 休薬期間を4日と短縮することによって、休薬によるホルモン変動を少なくし、下腹部痛、頭痛などホルモン消退症状が軽減することが期待され、月経困難症の治療薬として承認されました。
1日1錠、毎日一定の時刻に一定の順番で28日間連続投与します。これを1クールとして繰り返します。副作用は90%に見られ、頭痛、悪心、不正子宮出血などです。また、重大な副作用としては、血栓症などが見られることがあります。

 

提供 : 株式会社スズケン



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